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退去立会い

札幌もようやく夏到来と言った感じだ。 昨日、今日と連日真夏日で蒸し暑い。つい先日までエアコンなど使わなかったが、フル回転している。


今日は午前中にダイアパレス麻生の退去立会いを行った。室内は綺麗であまり汚れていなかった。掃除をしてベッドパット・シーツをクリーニングもしくは交換して賃貸に出すが、べランダから見る公園が暑い夏には涼しく感じる。


   ダイアパレス麻生2階ベランダからの景色


 


夏に賃貸のお客様を案内する場合、近くに公園があるとイメージが良い。


 


 


 第9の鉄人   神奈川県厚木市在住 S.M.(不動産コンサルタント)


                                        


リスクコントロールの限界。:負荷に耐えるインテレクチュアル タフネス。


 


サラリーマンは景気が良くなっても給料が良くならないという愚痴をよく聞きますが、逆に不景気な時でも給料がもらえるとても景気変動リスクが低い職業です。これはどういう構造になっているからでしょうか。


 


今回の株安でリスク管理が話題になっていますが、実は個人の投資家はある意味でリスク管理には大きな限界が有るのです。つまり、景気が悪くなった時に損失を埋める内部留保も、つなぎ資金を借りる信用力も企業と比較してまるであてにならないのです。何億円も赤字を出しても潰れない企業とは違うのです。


ちょっと確率的に低い事が起きて想定以上の損失を出したら、企業では経費削減で済むようなものでも、個人は担保でも無い限り資金がショートしたら即成仏という事になってしまうのです。そして、ここが鍵ですが、逆にこれを回避しようとするとかなり低い確率で起こる事まで考慮しなければいけないという事になるわけで、もはやレバレッジを使った大儲けの投資というものが存在できなくなってしまうのです。


 


私が素人はレバレッジで株やFXをやるのは止めなさいというのはこれが理由です。最初にこれでつまずくと精神的に立ち直るのが非常に困難になります。この苦悩は年数百万円の借入金を綱渡りで返した人間にしかわかりません。正に悪夢の世界です。なぜ次から次に高利の闇金融まで手を出してしまう人が後を断たないか、資金を繋ぎたいその一心なのです。


 


このようにリスク管理・ポジション管理というのはある程度の資金力がある人の話で、少ない資金で大きな儲けを狙う人には役に立ちません。そういう人は負ければ夜逃げか自己破産しかないのです。


 


私が一般人に比べて大きな金額を取り扱っているからといって、高いリスクをテイクしているわけではありません。資金力がつけば大きな資金が扱えるようになるという自然な話です。正直私にはもはや高いリスクをテイクする勇気は有りません。挑戦的な人から見れば、あつものに懲りてなますを吹いているように見えるかもしれませんが、これが人間の器というものです。


 


人生はいちかばちかの賭けで棒に振る事ができるほど軽いものでは有りません。そして、天はそういう人間に微笑む事もあまりありません。人生の基本はアーガマの話をしたように過去の行為に対し報われるという事です。


 


確かに若い内は桶狭間やひよどり越えのような画期的な奇策を常に考える事は重要です。しかし、これらの奇策はギャンブルではありません、綿密な勝ちシナリオが有ってのものなのです。


そして、勝ったら今度は本能寺を考えなければいけません。いつ信頼していた資産が毀損するか、投資がデフォルトに陥るか、資産は持ったら持ったで課題は増えるのです。投資家はこれに耐える事ができるインテレクチュアル タフネスが必要です。


 


しかし。投資で本当に一番危険なのはその依存性です。よく株で成功して南の島に暮らす人というのが雑誌等に登場しますが、彼らは上手く足を洗った人達です。アルコール依存症もパチンコ依存症も傍目には馬鹿みたいですが、集中力が有る人ほど中毒になるのですね。まあ、私などいつも何かの依存症みたいなものですが、危ないですね。


 


まあ、人間完全な精神なんて持てないわけですが、こういうストレスの管理もモチベーションの管理と合わせて重要ですね。なんて言って時計が150個くらいになってしまいました、鬱病になるよりは良いと思うしかないわけですが、我ながらひどい散財だと思います。


 


 

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