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無知はコスト

札幌はここ2~3日日中でも氷点下の寒い日が続く。 水道の凍結など心配だが、危ないところの
水落しは一通り行った。雪が積もらないのが幸いだろう。
マンション管理組合の役員を多数務めているが、先日、Gマンション共用部分の損害保険が満期
で管理会社の担当者が再契約の資料を持ってきた。浮かぬ顔で資料を見ていると担当者が、
アパマンさんも保険の代理店をやっていらっしゃるのですから、ご自分のところの保険を使って
みてはといわれたので、保険金額、保険料を算出してみることにした。
基本的に役員などやっていて利害関係のあるところは、他の代理店に任せていた。勉強と思い
取り掛かった。何処から手をつけようか考え、手始めに面積と価格の確認をすることにした。
最初に法務局に行って当該マンションの札幌市の固定資産価格票を確認した。
一戸一戸調べこれを合計してマンション全体の延べ床面積が分かった。札幌市の建物の評価も
知ることができた。
次に各部屋の面積から登記簿上の内法面積を差し引いた。これで共用部分の面積が出る。
これで計算すると専有面積74%に対して共用部分は26%であった。
続いて私が役員をやっている他のマンションの保険の保険証券を請求した。代理店A社に
確認してみると合理的に説明してくれた。
今度はGマンションの保険代理店Y社に確認したら、マンションの延べ床面積が間違っていた。
そして専有部分と共用部分の比率がおかしかった。専有部分が30%で共用部分を70%で
計算していた。案分比率は保険業界では、基本的には共用部分60%に対し専有部分40%で
計算するようだ。
Y社は他にもマンションの再調達計算の㎡単価も割増していた。
それから私どもの保険会社東京海上日動火災保険会社の担当者に説明を受けた。ほぼ前出の
A社と同じである。最終的に出たGマンションの保険料は88,000円であった。
Y社が出した保険料は当初164,000円だった。
2倍近くの保険料の違いがあった。
マンションの共用部分の保険はあまり馴染みのない商品。内容をキチンと理解しなければ
必要以上の保険に加入することにもなりかねない。無知だとコストが余計に掛かる。
保険に限らず合理的に理解することが大切であろう。生涯勉強だ。
アパマンプラザでは賃貸の保険に関しても他の仲介業者より保険料は安くなっていると思う。
適切な保険に加入し費用は押さえるように設定している。 安全を第一に考えている。

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