「あふれる情報」(9/18)

　インターネットの普及でたくさんの情報を簡単に入手できるようになりましたが、その一方で、見られることもない情報も増えているようにも感じます。情報が多ければ多くなるほど全部見ることは不可能となります。特にポータルサイトでは絞り込みをせずに見るということは不可能でしょう。便利な絞り込みですが、意図していない結果が出ることが多いものです。

　コンピュータはデジタル処理が得意ですが、人間のようなあいまい検索的なものには及びません。チェックを入れることにより、条件を満たすものをピックアップすることは簡単ですが、条件には合わないけど近いものを探すことに関しては人間の方がはるかに優ります。条件を満たすものがある場合は、チェックして絞り込むことに大きな意味がありますが、条件を満たすものがなく条件に近いものを絞り込む場合は、知識や経験がない場合は、知識や経験のある人に理想の条件を伝える方が理想に近い物件に出会いやすいと思います。

　よく電話や飛び込みで話を聞きたいと来店される方がいらっしゃいますが、理想に近い物件に出会う近道なのかもしれません。経験の少ない人は話を聞けば聞くほど理想の物件と縁遠い考え方をしていることもよくあります。特に投資の場合は、自分が住みたいものが必ずしも最適とは限らないこともあります。いろんな情報があふれる中で個別性、地域性等をどのように分析するかが大事で真の情報を得ることは意外に難しいものです。