平成23年12月度レポート(2012/01)

　毎年12月12日は漢字の日と呼ばれ、その年の世相を漢字一字で表す「今年の漢字」が発表されますが、平成23年の今年の漢字は「絆」でした。

　東日本大震災や台風などによる大雨被害、ニュージーランドの大地震やタイの大洪水等の自然災害によって、家族や友人という身近な人物に対する絆を改めて感じる1年となりました。

　また劣勢と言われながら、チームワークと信頼でサッカー女子ワールドカップを優勝した日本女子代表の姿に感動して、多くの日本人が絆の大切さを思い出しました。

　「今年の漢字」はその一年を表すもので、その漢字を見ればその一年に何があったかを思い出すことができます。

　しかし残念ながら、過去の「今年の漢字」はすぐに忘れてしまいがちです。
　例えば昨年は「暑」で、一昨年は「新」でしたが、それを覚えている人は少ないと思います。

　今年の漢字である「絆」は良い言葉ですが、漢字を忘れるかのように、本当の絆まで忘れないように心掛けていきたいと思います。