インフルエンザの大逆襲

最近電通社員の過労自殺問題を発端に、サービス残業やパワハラに対する世間の意識がより高まっております。

 

もちろん過度の長時間労働は心身に負担を掛けますし、許されるものではありませんが、今回の事件については、どちらかといえば日常行われていた上司の嫌がらせが問題であると考えます。

 

毎月100時間以上という残業時間については、それ自体が過酷なものではありますが、良き上司、良き理解者に恵まれ、前向きな仕事をしてその分の残業代が支払われていれば、そのような悲劇は起こらなかったのでは…と思います。

 

「取り組んだら放すな。殺されても放すな、目的遂行までは…。」有名な電通鬼十則の有名なフレーズですが、このようなことを前提に前向きな仕事をしろと言われても、到底無理な話です。

 

信じられない話ですが、私の知人の会社で、この電通鬼十則を毎朝社員に音読させている会社があるようです。

 

もちろん電通の問題は知っているでしょうし、実際社員からも「このようなものを読まされると不快である」との苦情があったようですが、全く聞く耳持たず、なぜか今でも読み続けているようです。周りから見ると滑稽な話ではありますが、その会社の社員や亡くなった方の心中を察するといたたまれない気持ちになります。

 

本家の方でも社員手帳から消すことなっているのに、そこの経営者は全く何を考えているのか想像もつきませんが、人の心がわからない人間で、社員からも嫌われているのは想像できます(自分の言葉で語れず、他の会社の社訓を引用している時点でお察しできますが)。仮に自分が働いている会社がそのような会社であれば情けなくなってきますね・・・。

 

仕事をしている以上は人間関係でいろいろあると思いますが、ただ我慢するのではなく、戦ったり、無視したり、いろいろ選択肢があることを思い出してほしいと思います。

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